― Social tectonics

概要

現代社会では、世界は急速に発展している。現代の生活は豊かになる一方、様々な社会問題が生まれており、またそれらはより顕著になっている。移民、都市化、エネルギー消費、子どもたちの遊び場、高齢者の社交機会など、私たちの世代は焦点を当てるべき社会問題に溢れている。
多くの社会問題は私たちが暮らす都市空間の中で発見することができる。つまり、その空間に変化を与えることができれば社会問題も解決することができるのではないか。
この課題のテーマはソーシャルテクトニクスである。 課題内容は、あなたが選んだ身近な、あるいは国際的な社会問題について研究し、社会問題を解決するテクトニクスを提案することである。ここで表現される「テクトニクス」は、素材や物質の接合からなる構造という意味だけでなく、人々のアクティビティや物質の記憶をつなぎ合わせる構造という意味合いも持つ。
素材への意識を高めるため、あなたが提案するテクトニクスは最大で3種類の素材で構成されるものとする。
21世紀にふさわしいユニークなテクトニクスの提案を求めている。

Detail
課題: - 社会問題と敷地:社会問題とそれが発生している物理空間を選ぶ
- 社会問題のデータ:社会問題といかにそれが起きているかをグラフやダイアグラム、200ワード以内の文章で表現する
- ディテール/素材:最大3つの素材により作られるテクトニックがいかに選択した空間に変化を与え、社会問題をどのように建築意匠へと展開できるかを表現する
提出: - 応募フォームから応募すること(8月15日から表示)
- A1縦使い
- 最大12MB JPG形式で提出
- 最小フォントサイズ 24pt
- 使用言語: 英語
- 提案の概要を200ワード以内で書くこと
- あなたの提案とその周辺敷地を表現するアクソメ等の平行投影図やパースを挿入すること
- 社会問題といかにそれが起きているかを示すグラフやダイアグラム、200ワード以内の文章を挿入すること
- テクトニックの特徴的な接合部を示す1/5スケールの図面を挿入すること
- その他提案を表現する素材を自由に挿入すること
審査員

lenschow & pihlmann

Kim Lenschow Andersen
+Søren Thirup Pihlmann

2014年設立。 Architectural Competition PAVILIONで最優秀賞。

lenschowpihlmann.dk

TSUBAME ARCHITCTS

Takuto Sando + Motoo Chiba
+Himari Saikawa + Masakazu Ishigure

2013年設立。多世代賃貸住宅[荻窪家族レジデンス]でグッドデザイン賞 2016。

tbma.jp